- 820 名前:怪獣大王 投稿日:04/03/05 02:43 ID:???
- レポーター『皆さん!大変です!大阪がっ、大阪が遂に、遂に私達の街にやって来てしまいましたっ!!』
大阪『あ〜んだぎ〜ぃ』
よみ「くっ、大阪め!奴は札幌時計台を逆回転させるだけでは満足しないのか!?」
智 「よみ、住民の避難は完了したよー。」
よみ「本当か!?」
ちよ「…やったのは私ですのだ……。」
智 「あ、あはははは」
よみ「まぁ良い!ちよちゃん、『アレ』の準備は?」
ちよ「バッチリです!」
よみ「良し。榊!」
榊 「………」
よみ「メカカグラ、出撃だっ!!」
榊 「…任せろ。」
よみ「ふっ、覚悟しろ大阪。目に物見せてくれる。」
レポーター『あっ!?大阪が都庁に近付いています!このまま大阪に破壊されてしまうのでしょうか!?見上げて
います!大阪が都庁を見上げています!あーっと!止めました!都庁を止めて手頃な大きさのビルに目標
を変えたようです!』
ぺたっ、ぺたっ
レポーター『叩いています!大阪がビルを叩いています!壊れません!ビルが小揺るぎもしません!何と丈夫な
ビルでしょうかっ!?』
智 「おー、頑張ってるなー。ちよちゃん、今回は何枚ガラス割れるか賭けない?私3枚。」
ちよ「こんな非常時に不謹慎ですよ?ともちゃん。」
智 「固いこと言うなよ〜。ねぇ、よみは?」
よみ「2枚。」
ちよ「よみさんまで… そんなに割れる訳ないじゃないですか。」
- 821 名前:怪獣大王の2 投稿日:04/03/05 02:45 ID:???
- レポーター『あ!メカカグラです!皆さん!対大阪決戦兵器メカカグラです!』
榊 「良し… 着地するぞ。」
カグラAI「よっしゃ!あのビルだな!」
榊 「待て… 何をする気だ?」
カグラ「何って、ビルの上に着地すんだろ?」
榊 「しない…。」
カグラ「え〜、ビルの上で仁王立ちって格好良いだろ〜。まぁいいからさ、行くぞー、それーっ!」
榊 「あぁ、待って…」
ド ガ ー ン !
よみ「何やってんだお前等ー!?」
レポーター『皆さん!メカカグラがやってきました!急いで避難してください!!』
ちよ「………」
智 「……あのさー」
よみ「言うな。」
レポーター『そういえば大阪はどうしたのでしょうか?あ!あそこです!大阪が地下鉄を踏み抜いて倒れています!
もがいています!もがいています!あ、立ち上が… れません!あっ立ち…あ、あぁ〜。』
カグラ「良し!今がチャンスだ榊!」
榊 「………」
カグラ「どうした?」
榊 「………(ブルブルブル)」
カグラ「脈拍、体温共に上昇!どうしたんだ榊!?」
- 822 名前:怪獣大王の3 投稿日:04/03/05 02:49 ID:???
- 榊 「問題ない… それより、近付くぞ。」
カグラ「おっ!いきなり格闘戦か!判ってるじゃねぇか榊!で、近付いてどうすんだ?メーサーバットか?超電磁
みぞおちパンチか?」
榊 「…立つのを手伝う。」
カグラ「よっしゃ!手伝えば良いんだな!何でだよ!?」
榊 「…困っている人を助けるのは、当然だ。」
カグラ「え、あの」
榊 「当然だ。」
レポーター『メカカグラが大阪を助け起こしています!大阪がようやく立ち上がりました!』
大阪『まいど〜』
レポーター『大阪がお礼を言っています!』
カグラ「え、えぇっと… イェーイ!!」
榊 「………」
よみ「満足そうな顔すんなよ。」
カグラ「はぁ、まぁ良いけどさ〜、どうすんだよ?もうエネルギー底を突きそうだぜ?」
榊 「どうするのかが正しいのかは判らない… でも大阪は一生懸命ここまで来たんだと思う… すごく大変だった
と思う…私はその気持ちに全力で応えてあげなきゃいけない…」
カグラ「榊… すごく良い事言ってると思うんだけど、結局どうすんだ?」
榊 「……… いっそ一思いに」
カグラ「気持ちに応えてやれよ。」
- 823 名前:怪獣大王の4 投稿日:04/03/05 02:51 ID:???
- レポーター『あ!大阪がこちらに手を振りながら歩いていきます!どうやら家に帰るみたいです!あっでもそんな前
を見ないで歩いてたら」
ガ ッ !
ど た ー
レポーター『言わんこっちゃありません!歩道橋に躓きました!顔を抑えています!モロです!』
榊 「あ…」
カグラ「おい!?今動いたら… ピーッ 『エネルギー切れです。シュウクリーム分を補充して下さい』 」
ド ガ ー ッ !
レポーター『あっ!?メカカグラもです!メカカグラも倒れました!!』
よみ「もう良いからお前等全員とっとと帰れっ!!」