- 921 名前:醤油中毒 投稿日:04/03/23 05:26 ID:???
- 「大阪ー制服の裾が黒いぞ?」
「うん。朝御飯の時に醤油こぼしてもうたんや〜」
「あ〜あ〜。これ、落ちないぞ」
「そうなんですよね。醤油って服に付くとなかなか落ちないです」
「ああ、このままでええねん。私、醤油好きやし」
・・・
「大阪さん?えっと・・・」
「私な、醤油の匂いって好きやねん。授業中もずっと匂いかいでてん。おかげで今日は寝てへんねんで」
「・・・」
「でもな、醤油の匂いを嗅ぐとお腹がなってしまうねん。ずっとキュルキュル鳴ってて困ったわ」
「あ、それ分かる」
「いや、同調するなよ」
「なんで醤油ってこんなにいい匂いなんやろなぁ。なんとも香ばしくて幸せの匂いや〜」
・・・授業中
「・・・また嗅いでる・・・ホントに好きなんだな醤油」
「・・・おい・・・なんか・・・嘗め始めたぞ?」
「・・・あの、止めた方が・・・」
「・・・いや、あの目は尋常じゃない・・・ほっとこう・・・今の大阪には言葉は通じない・・・」
- 922 名前:醤油中毒2 目玉焼き論争 投稿日:04/03/23 05:41 ID:???
- 本日の日替わり定食は目玉焼きです。
「やっぱ目玉焼きにはソースですね!」
「私は塩コショウだな」
「かーーーー相変わらずよみさんは地味ですな−ー−ー。目玉焼き通ならケチャップ!!!これでしょう!!!」
ブルブルブルブルブル・・・・・・
「?どうしました?大阪さん?」
「・・・間違うとる」
「ん?なに震えてんだ?」
「間違うとるで!!!みんな!!!!なんで目玉焼きにソースやねん!!!塩コショウ?ケチャップってなんやねん!!!!」
「お、おい・・・大阪、落ち着け・・・」
「落ち着いけるかいな!!!目玉焼きに醤油て!!!なめるんもたいがいにせえや!!!!
目玉焼きの白身の淡白さと黄身の円やかさをより楽しむ為には、醤油の塩っぱさとカオリが一番なんや!!!
なんで甘ったるいソースやねん!!!塩っぱいだけの塩コショウなん!?て言うか、なんでケチャップがでてくんねん!!!!」
「大阪がキレた・・・」
「ど、どうしましょう・・・」
「おい!!聞き捨てならねえぞ!!!ケチャップ馬鹿にスンナ!!!」
その横では、榊さんがマヨネーズで目玉焼きを静かに食っていたそうな・・・
- 923 名前:醤油中毒3 塩分 投稿日:04/03/23 06:00 ID:???
- 「ちょっといいかな・・・」
「ん〜?榊さん?なんや〜」
「醤油の事なんだが・・・凄く好きなのは分かるがあまり取り過ぎない方が良い・・・
今日のお昼でも、お新香は分かるが御飯に掛けたり味噌汁の中に入れるのはやり過ぎだと思う・・・身体に悪い」
「・・・」
「余計なお世話かも知れないが、その・・・、心配だ・・・」
「榊さんはやさしいなぁ・・・心配してくれてありがとう」
「・・・分かってくれたか・・・」
「・・・でもな、これは醤油好きにとって宿命やねん。
塩分との戦いは・・・宿命やねん・・・」
「・・・えっ?・・・」
「醤油道を極める為、数々の強者が塩分に負けてった。だからといって逃げる訳にはいかんねん。
常に最高の醤油と逢う為に、私は食していかなあかんねん。・・・ごめんな、榊さん」
「う〜ん・・・榊さんでもダメだったか・・・」
「榊さんなら大阪さんの暴走止めてくれるかと思ったんですが・・・」
「ん?どうした?榊ちゃん?」
「・・・かっこいい・・・これが・・・醤油道・・・」
うっとりと大阪の後ろ姿を見つめる榊さん。
三人は唖然とそれを眺めていた。
- 924 名前:醤油中毒4 亀甲 投稿日:04/03/23 06:38 ID:???
- 「大阪ー進路希望だしたか?」
「これからや〜」
「なんて書いた?見せて見せて」
「ええよ〜」
「どれどれ・・・第一希望、・・・亀甲マソ?なにこれ?」
「えっ!!亀甲マソ様を知らんの!?・・・信じられへん・・・」
「へ?これって引かれる事なの?大阪の方で流行ってるの?」
「醤油道のカリスマ・・・醤油の守護ネ申を知らへんなんて・・・
そう言えば・・・ともちゃんは目玉焼きにケチャップを使こうとったな・・・さては!!!」
「ケチャップマソの手先やな!!!」
「知らん!!!つーか、そいつも何者だ!!!!」