- 637 名前:625-626=629 投稿日:02/11/04 03:58 ID:???
- 高校生活の一大イベントといえば文化祭。今年の出しものは、何だろう・・・
「文化祭の企画なんだけどさ・・・どうしよう、良いネタが浮かばねーぜ」
「うーん、喫茶店とかお化け屋敷は普通だし。難しいなあ」
「おーい神楽!文化祭といえばプロテストだろ!!」
「プロテスト?こんな狭い教室の中でスポーツなんか出来るのか!?」
「・・・滝野さん、プロテストっていったよね?」
「うん、プロテストだぞ神楽専用!」
「(何かを企んだ表情で)そうだね、プロテスト・・・良い響きだ」
「おい、アンタ・・・教室の中だぜ?」
「教室の中だからこそ、オレたち学生は立ち上がらないといけない」
「どういう意味だ?」
「立てこもるんだよ神楽・・・ブルジョア階級の暴挙は、もうたくさんだ!」
「それって、意味が違うような気がする・・・」
「なるほど!教室なら立てこもり放題だな!!」
「やはり聡明さは隠せないようだな、同志滝野さん」
「ちっちっちっ、お世辞はよせよ神楽専用。大阪も協力を惜しまないってさ」
「春日さんの協力なくして、この闘争は成功しないからな・・・」
「あいつら何やってんだ?プロテストで立てこもる・・・まさかっ!?」
「よみさん、ともちゃんたちは間違っていると思います」
「ああ、色んな意味で多くの人間を敵に回しているぞ」
「・・・マヤーと一緒でも良いのなら、私も立てこもろうかな・・・」
「榊っ目を覚ませ!お前はあんなバカに合わせる必要はないんだぞ!!」
「榊さん、マヤーが一緒でもいけません・・・」
- 638 名前:625-626=629 投稿日:02/11/04 03:59 ID:???
- >>637
「ともちゃん、頼まれたの持ってきたで〜」
「でかしたぞ大阪!これで10年は戦える!!」
「装備の確認をする。割り箸100本、金属バット2本、ヘルメット5個」
「ヘルメット5個?我々は4人ではないのか、神楽専用」
「ふっふっふっ、大切な人材を忘れているようだな、同志滝野さん」
「まっ、まさか・・・」
「その通り!孤高の革命戦士榊さんアーンド愛猫マヤー!!」
「おおー榊ちゃんがいれば百人力だ!」
「今こそ富と権力とメディアを独占するブルジョア階級を転覆させるのだ!」
「食らえっ!必殺ともちゃんチョーップ!!」
「ほな神楽ちゃんと榊ちゃんは金属バット担当やな〜」
「手際が良いぞ春日さん、ヘルメットの支給も忘れるな!」
「そうだっ!神楽と榊ちゃんは新幹線走法をマスターしているのか!?」
「新幹線走法?」
「お前のバカデカイ胸を寄せて揺らさずに走る方法だ!これで機動力が飛躍的に向上するぞ!!」
「(彼氏の顔に平手打ち)だから胸は関係ねーだろ!そういうことは・・・」
「そういうことは二人だけの秘密ですか?いやー神楽もスミに置けませんなー!!」
「(神楽の肩を抱き寄せて)そういうことだ同志滝野さん、今回は大目に見てやって欲しい」
「なるほど、神楽ちゃんも大人のオンナになったんやな〜」
「だから違うっていってるだろ・・・」
「ごめんな榊。アイツのこと、許してやってくれ」
「・・・あんなに明るく振舞える人と付き合えるなんて、神楽さんが羨ましい・・・」
「あれが羨ましいか?まあ、アイツと一緒にいるのは楽しいけどな」
「それより企画の件だが・・・やっぱり可愛いものが、良いのでは・・・ああっ!(思わず両手で顔を隠す)」
「お前もどうかと思うぞ、榊」
・・・こういうネタを扱うと、キータッチも軽やかに進むようです。階級闘争。