446 名前:涙のダイエット少女 ◆vEOwCmqs 投稿日:2003/01/08(水) 13:04 ID:???
「ねぇねぇ、暦さぁ。暇だったらウチ寄ってかない?」
いつもの学校からの帰り道、榊達と別れて智と二人きりになった時、智が切り出してきた。
智の家に行くのは初めてじゃないけど、向こうから誘ってくるなんて珍しいからきっとなんかあるんだろうなぁと勘ぐりつつも、特に予定も無かったのでふたつ返事でOKした。
智はとても嬉しそうにそしてちょっと恥ずかしそうに顔を伏せて笑った。
そこから智の家の玄関まで私はそんな「らしくない」智の横顔を見ながらちょっと恥ずかしい妄想なんかもしたりした。
「今日、誰もいないんだ」
ガラガラガラ…と玄関の引き戸を開けながら智が言った台詞に、一気に頭に血が昇ってくらくらした。
その台詞を智が目線をあわさないで言ってくれたおかげで、ふらついたところは見られずに済んだがあやうく扉に頭をぶつけるところだった。
平静を装って「おじゃましまーす」と家の中に入りながら、智の脱ぎ散らかした靴を自分の靴と並べて揃え、新婚家庭の玄関ごっこをして悦に入るのも忘れない。
立ち上がりながら智の家の空気で肺を満たす。私の家にはないあたたかく懐かしいにおいだ。
吸い込んだ空気が血液に乗って指先まで行き渡るのを感じる。まるで今まで血がかよっていなかったかのように、身体のすみずみまでが温かさを取り戻す。
廊下を行く智の背中に急いで追いつき、背後から抱きついて首筋に口を這わす。
「智…」
「ん…ぁ、暦ぃ。ん、ふ」
智は背後から抱きつかれたまま首を回して口唇を合わせてくれる。私がこうやって一方的にリードしながらするのが好きだって分かってくれてるから。
智の胸に静かに乗せた私の掌の上に智の掌が重ねられ、胸にぎゅっと抱きかかえられる。制服を通してとくん、とくんと打つ智の鼓動が伝わる。
智は私に寄りかかり、背中で私の鼓動を感じ取ろうと身体を寄せる。二人の間に制服があるのがまどろっこしい。
そのまま、離れ離れでいた二人の身体を調律するように、ただじっと重なり合う。
「………先に、部屋に行ってて。コーヒーでいいよね」
智は身体を離しながらそう言ってから台所へ向かった。

447 名前:涙のダイエット少女 ◆vEOwCmqs 投稿日:2003/01/08(水) 13:05 ID:???
智の部屋の襖を開けると、南向きの部屋からは太陽に暖められ乾いた空気が顔に向かって流れてきた。
智の部屋の空気は智のかけらに満たされていてなんだか濃密な感じがする。その濃密な空気をかき分けて智の部屋の内部へと侵入する。
智の学習机の椅子に座って息をしていると、智に染まっていく、そんな感じがする。
「おまたせ」
Tシャツにショートパンツに着替えた智がお盆にコーヒーを2つ乗せてやってきた。私の分はきっとブラックだ。
コーヒーを受け取ろうとして手を伸ばしてもなかなか渡してもらえない。見上げると智の顔がいつもにも増して惚けたようにぽうっとしているのに気が付いた。
そしてその潤んだ目線は椅子の上で高々と組んだ私の脚に向けられている。
智はお盆をコーヒーごと私に渡すと、へたへたとその場に座り込んだ。目はまっすぐ私の膝頭に向いたままだ。
智はゆっくりと黒いニーソックスに包まれた私の膝に向けて手を伸ばす。
「あン」
智の手が膝に触れた瞬間、二人で同時に声を上げてしまう。
膝に添えられた手が足首に向かってニーソックスの上を滑る。
「あっ、あっ、あっ」
智に触れられた部分から太腿を伝い、身体の中心を通って、脳の一番深いところまで電流に似たしびれが走る。思わず背筋がぴくんと反り、続けて声が漏れる。お盆に乗ったコーヒーをこぼさないように必死だった。
智は恍惚の表情で私の脚を撫でまわす。
「ごめん、ちょっと貸してね」
椅子に座った私を見上げ、そういうと智はTシャツをまくりあげ裸の胸をあらわにし、脚に抱きつくようにして胸の2つの先端を私の脚にこすりつけてきた。
「くんっ、んふ、ふ…」
智は私の脚にしがみつき、リズミカルに胸を上下に揺さぶる。
ニーソックスに擦りつけられて痛々しくも赤く腫れあがった智の乳首が私の脛を上下する。

448 名前:涙のダイエット少女 ◆vEOwCmqs 投稿日:2003/01/08(水) 13:06 ID:???
私はしばらく智がやりやすいように両足を程よい幅に揃えていたが、いたずら心で足の甲で智のショートパンツの股の縫い目をぐっと押し上げた。
「ふぁあ、暦、そこ。ふぁああ」
智が耐え切れないように脚にぎゅっとしがみつき、黒いニーソックスに包まれた私の足の甲に股間が密着するように腰を動かした。
私は更に足の甲を深く折り、智の敏感な部分にしっかり当てて軽く揉みほぐす。
「あっ、ああっ、ああ」
智は胸の2つの先端をニーソックスに押し付けたまま腰を前後に揺さぶって小刻みに声をあげる。
私はさっきと逆に足の甲を反らせ、親指の先でショートパンツを横にずらす。そこに本来あるべきのショーツの股布は見当たらず、私の足の親指は智の蜜にまみれた秘部に迎えられた。
「ぃやぁ、暦ぃ、や、あっ…ああっ」
ニーソックスに包まれた親指の先で智のとがった先端をはじいてやると、智はいっそう高い声を上げがくがくと身体全体を揺さぶり始めた。
高まる声にシンクロするように智の股間からもぷちゅ、ぷちゅ、ぷちゅと蜜の吹き出す音が響く。
「いや、ああっ、あああああああっ」
智は首を後ろに仰け反らせるとひときわ高い声を上げて果てると、がっくりと力を落とし私の膝に突っ伏した。足にはじんわりと暖かな感触が染みてきた。
そのまま智の呼吸が落ち着くまでゆっくりと頭を撫でてやる。
かわいいバカだよ。本当に。


BGM:「1/2」川本真琴